
TOEICで高得点を狙っているが、伸び悩んでいる。試験中に焦るあまり集中できない。そんな方の悩みを解決します。
この記事を通じて、みなさんが落ち着いて試験に挑めるようになれば嬉しいです。
TOEICで高得点を狙うにあたり、まずすべきことは以下を把握することです。
- TOEICテストの構成を把握する
- 採点方法を理解する
- 自己スコアを評価する
これによって現状の自分の立ち位置を把握でき、対策を把握することが可能になります。これから一つずつ解説します。
TOEICテストの構成を把握する
まずはテストの構成を把握しましょう。
TOEICはリスニングセクション(約45分間で100問)、リーディングセクション(約75分間で100問)で構成されており、2時間で200問に解答します。各パートの構成は以下のようになっています。
毎回受けた後にドッと疲れる理由は、200問も解答していたからなんですねw 2時間超集中してるのもありますし、終わった後の充実感はなんとも言えませんよね。
TOEICの採点方法を理解する
ではテストの採点方法はどうなっているんでしょうか?公式 TOEIC Listening & Reading 問題集によると、正解数とスコアの関係性は以下の採点表で表すことができるそうです。
正答数と正確なスコアの関係性までは教えてもらえないようなのですが、スコア範囲についてはこちらで把握できますので、参考にしてください。
例えばアナタが800点以上を目指している場合、それぞれのパートでどれぐらいの正解数が必要かというとこのようになります。
合計170 – 180問の正解数で800点以上を獲得できそうですね。正答率でいうと85% – 90%です。参考に覚えておきましょう。
採点表と自己スコアを照合し自己評価する
正解数とスコアの関係性を理解したら、次は自己スコアと照らし合わせて評価してみましょう。この記事では僕の試験結果を例にやってみます。
僕は2019年6月のTOEIC試験で、自己ベストの925点をマークすることができました。試験結果を上の採点表と照らし合わせるとこのような結果になります。
正解数が187 – 195の範囲なので、正答率93% – 97%ということになります。ちなみにこの時の試験では、925点は総受験者数のうち、上位3.6%のスコアになるそうです。試験ごとのスコア分布はTOEIC公式サイトにて公開されていたので参考に貼り付けておきます。
みなさんも自分のスコアが全体のどれぐらいの位置にあるのか、ぜひ確認してみてください。
採点表との自己スコアの照らし合わせやスコア分布を行うことによって、自分の得意分野とが理解できるだけでなく改善点も見えてくると思うので、そういう意味でも大事なことだと思います。
ご自身の現状の実力を把握できたら、各パートの攻略方法を考えてみたいと思います。
TOEICの構成と出題意図を理解する
そもそもTOEICの各パートでは、いったい何を問われているのでしょうか?数十年の間TOEICを受けてきた僕の経験では以下のように言えるのでは?と思っています。
こうして見ると、問題によって求められる能力が違っていますね。
求められる能力から逆算した時に、どういう対策を打つべきかをイメージすれば、今後のスコアアップにつながると思いますので、ぜひこの出題意図を意識しながら勉強してみてください。
次に、僕が試験中に行なっている各パートの解き方を紹介します。
TOEICは問題数が多いのでいかに効率的に問題をこなしていけるのかがカギだと思っています。そしてひっかけ問題もチラホラあるので、心理戦の要素もあると思います。
それらを踏まえ、以下のような攻略法を実践しています。
TOEIC リスニングパートの攻略法
リスニング問題は、どのパートも一定のペースで次々と問題が読み上げられます。なので一つでも問題を聞き逃すとミスに繋がったり、焦ることもあるため、心理的にもプレッシャーになります。
よって僕は以下のような順番で解答することで対策しています。
- 内容Aが読み上げられる途中で回答する
- 問題Aが読み上げられる時には次の問題Bを読み始めて内容を理解するよう努める
- 内容Bが読まれる途中で問題Bを解答する
このように1歩先の解答をするリズムをキープすることで、心理的にも焦らないような工夫をしています。
TOEIC公式問題集はこの「1歩先の解答をする」というトレーニングがしやすいので、とても重宝しています。実際の試験と同じ人が問題を読み上げるので、アクセントなどにも慣れるので、個人的にはオススメです。
TOEIC リーディングパートの攻略法
リスニングパートは全員同じペースで回答していきますが、リーディングパートでは、与えられた時間をどのように使うかはみなさんの自由です。
僕の意見ですが、「TOEICを制するものは時間配分を制す」と思っていて、リーディングパートは時間配分で勝負が決まると思っています。
これまでみなさんは、時間切れで最後まで問題を解答できなかった経験はないでしょうか?僕はTOEICを受験し始めた当初、時間切れを経験をしたことが何度かあります。その度に「試験中の焦りをなくす方法はないか」と試行錯誤していました。
その後自分なりに色々と試した結果、「後半の読解問題を先に片付ける」という方法で試験中の焦りをなくすことができました。
後半の読解問題(Single PassagesとMultiple Passages)を先に終わらせることで心の余裕が生まれ、文法問題をラストスパートでサクサクと解答していく。この方法で時間切れを防ぐことができるだけでなく、解答を見直す余裕もできるようになりました。
この手法に慣れてから、僕のスコアは飛躍的に伸び、ようやく900点以上をマークすることができました。
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リーディングパート 時間配分の目安
では読解問題の時間配分はどうするのがベストでしょうか?これまでの経験上、これぐらいの配分で行うと精神的にも余裕を持って進めることができます。
上の画像を見てお分かりかと思いますが、75分の試験時間に対して合計70分になっていますね。これは残り5分を見直しなどに充てていただくことを想定しています。
また5分のバッファを持たせることで、最悪滑り込みで全問解答することになっても大丈夫なように、という意味でもあります。
時間配分についても公式問題集を使って反復練習することによって、成果が出ますので、よかったら試してみてください。
TOEIC攻略法 まとめ
いかがでしたか?僕なりの経験をシェアさせていただきましたが、みなさんにも活用できそうなポイントはありましたか?以下にポイントをまとめます。
- 過去の試験結果を採点表と照らし合わせて現時点の弱点を知る
- 各パートで求められる能力から逆算した対策をする
- リスニングパートは1歩先の問題理解、内容読み上げ中回答し、リズムを作る
- リーディングは読解問題を先に片付け、心の余裕を作る
日頃からTOEIC対策を頑張っているみなさんの力が十分発揮されるよう、当日は心の余裕を作れるように取り組んでみてください。
お互い頑張りましょう!