グロービス アカウンティング(財務会計)から学んだこと

グロービスで「アカウンティング基礎」「アカウンティングI(財務会計)」の授業を2つとってから、「数字を読む力」が身につきました!これによって企業分析がざっくりとできるようになったので、日々の仕事にも活かせるようになりました。

私は10年以上マーケティング畑で働いていますが、会計の事なんか何も知らなかった自分が勉強し、自分の知識にする日が来るとは思っていませんでした。身に付けた今思うのはマーケターの人もぜひ身につけるべき、ということです。

ということで、今日は授業からの学びと参考図書などを紹介します。

グロービス アカウンティング(財務会計)からの学び

経営指標について

企業分析をする時には以下のプロセスで分析を進めることを学びました。

  • 収益性:どれぐらい儲かっているか
  • 成長性:経年で成長しているか、市場全体の成長と比べてスピードはどうか
  • 安全性:ざっくりいうと債務の支払い能力はあるか。手元資金は潤沢にあるか。
  • 効率性:自社の資産をどれぐらい効率的に使って事業を大きくしているか

これらの指標を何度も手を動かし計算していくことで、その企業がどこに力を入れようとしているのかが見えるようになりました。

分析の際は金額と率両方に注目して深掘りしていきます。それだけでなく、B/S、P/Lのサイズ(資産と売上はどちらが大きいビジネスなのか、それはなぜか、それはいいことなのか)などにも目を向けて企業分析することで、その企業の歴史だけでなく業界の構造にも考えを巡らせることができるようになりました。これはこの授業で得た最も重要な学びだと思っています。

ちょっと説明が難しいので以下で解説します。

IT企業と重厚長大企業の財務諸表の違い

私が働いているIT業界と重厚長大企業では、業界の歴史も違えば資産構成も全く違います。その辺りの温度感を基礎知識として得たことで、ビジネスに対する視野が大きく広がりました。

例えばYahoo!など多くのIT企業を経営するホールディングスのB/S、P/Lと小田急電鉄のそれを比較すると、資産に対する現金の割合や固定資産の割合が大きく違うことがわかります。例えば小田急電鉄は路線の開発維持に多額の資金を投入しているから、固定資産のボリュームが大きくなっています。

またキャッシュフロー計算書を理解することがいかに大切か、ということも理解できました。B/S、P/Lというのはあくまでも会計のルールに則って計算した事実であって、実際のキャッシュの流れはまったく別物である点が理解できたのは大きいです。

基本的には本業でもうけたキャッシュを使って成長投資をし、借入をしているのならそこから返済もする、というのが優良企業の姿であることを知りました。

運転資本について

経営者として絶対守るべきは株主と社員だと思いますが、そもそも自社に支払い能力がないと、企業活動そのものや発信するメッセージが嘘っぽくなってしまうな、ということも学びの中で感じました。

そういう意味では、経営者が運転資本とその調達方法に対する知見をしっかり持っていないと、あらぬ方向に会社が行ってしまうということを学びました。

例えば黒字倒産というのは、企業としてせっかく成長しているにもかかわらず、手元に必要な運転資金を見誤ったために借入などを返済できなくなり倒産してしまうことです。

これはフリーランスだろうが法人だろうが、事業活動をする全ての事業主に必要な知識だと思います。もちろん私の個人事業にとっても必要な知識です。

粗利率の大切さ

授業で扱った数々のケーススタディからの学びとして「儲かっていなければチャレンジすることはできないし、冒険もできない」ということを学びました。

薄利多売でビジネスをしてしまうと、成長投資に回す資金余力がない状態に陥ります。そうすると成長するために銀行から借入をするか、株を発行して投資を募るかという2択で資金調達をしなければならず、それで儲かったキャッシュはまた返済と配当に…という循環になってしまいます。

そうするとどのようにして価値ある事業を作るのかというアイデアや戦略が重要になってきます。つまり自社をどういう風にポジショニングしていくべきなのか、そのポジショニングに見合う価格設定ができるのかということを考えていくことが必要になるわけです。

会計上で現れる色々な事実と自社の戦略というのは密接につながっている、ということを講義を通してたくさん学びました。

授業以外で参考にした書籍やコンテンツの紹介

さて、ここからはアカウンティングをより深く知るために、授業以外で参考にしたコンテンツを紹介します。

グロービス学び放題 アカウンティング基礎

まずは【グロービス学び放題】「アカウンティング基礎 前編 / 後編」です。財務諸表がどんなものかわからない状態から脱することができただけでなく、企業分析で抑えるべき経営指標とその考え方を理解するのに非常に役立ちました。

この動画で得た基礎知識を何度も活用してたくさんのケーススタディを勉強し、会計知識を自分のものにしていきました。

書籍「会計士は見た」

この本では粉飾決済がどのようにして起こるのかというメカニズムを財務諸表分析から解説していたり、業績好調な優良企業の財務諸表から、その企業のビジネスモデルや大切にしている価値などを考察する、といったことが書いていました。

授業での学びをまた別の視点で深めることができて、結構ためになりました。

そのほかこの記事に書いているようなツール類も活用して学びを深めました、よかったら参考にしてみてください。

まとめ

授業を通じて会計(定量情報)と戦略・ビジネスモデル(定性情報)の関係性を繰り返し学んだことで、自分の個人事業がどうあるべきなのか、どのように価値を提供していくべきなのかを考えるきっかけになり、毎日の活動に落とし込める良いきっかけになりました。

フリーランスであってもこういう経営感覚を身に付けて活動することで、日々の仕事にもハリが出てきていい感じです。このまま引き続き学びを継続して、みなさんにも役立つ情報が提供できるよう努力していきます!